老舗のこだわり
1986年、現在の所在地四日市市東日野町に居酒屋喜多呂として開店いたしました。
ただ実は、
1970年喜多呂が開店するずっと前に四日市市富田町にて創業を果たしております。
当時の手羽先の味は今とは全く別もので塩コショウのみで味付けしたごく単純なものでしたが、カウンタ―のみの小さなお店の人気メニューでした。
2020年、あれから50周年。今は、てばから きたろと名前を変えておりますが、創業の経営理念はかたくなに守り営業を続けさせていただいております。
きたろには接客も料理もマニュアルがありません
料理に関しては、1店舗単独で営業している上、そもそもマニュアルが必要な人は調理をしません。調理師資格を持つものしか調理していないのでマニュアルは不要です。
接客に関しては、マニュアルはどうしても義務的・機械的になりがちで昔ながらの個性・人間味が失われると感じるため作成しておりません。
飲食店の存在価値は
・「美味しい料理」を提供する
・「コミュニケーションの場」を提供する
この2つときたろは考えております。
さっと食べてさっと帰るお店は「味」を重視する比率が高いですが、長時間滞在するお店には「味」だけでなく「居心地」も重要な要素です。
きたろは「守るものは守り、変えるものは変えながら引き継いできた味と伝統」に加えて、「一人一人の人間味と店舗の醸し出す空気感が残る老舗ながらの居心地」を大切に毎日営業しています。どちらも目には見えないものですが、確実に存在するきたろの精神的理念です。
チェーン店さんと比べて料理の提供時間が遅い事は自覚しております。そんな時には、何年営業を続けていてもやはり変わらず心苦しく感じながら全速力で調理しております。例えばきたろの看板料理てばからの手羽先は大ぶり肉厚な国産を使用しております。当然生から揚げると揚げ時間だけで最低10分は必要です。名古屋の手羽先屋さんとは調理過程が全く違います。また、きたろは既製品・冷凍食品を使用しておりません(酒類・ドレッシングの一部・調味料・珍味・チーズ・豆腐などは除きます)。どこの店でも年中メニューにあると思われている枝豆が、きたろでは八百屋に並ぶ夏期にしかメニューに出せないのもそのためです。ほぼ全ての食材を一から調理し料理として提供しております。その為注文が立て込むとどうしても提供が遅くなってしまうことがありますが、もちろん厨房では全速力で調理いたしておりますのでどうかそういう料理の店とご容赦ください。スピード・効率・コストではなく手作りの味・安心をブレることなく継続し続けてきたから50年たった今もここにきたろが在り続けていられると思っております。
てばからのこだわり
手羽先1人前5本
という事は一人前につき鶏2.5羽
きたろのこだわる国産手羽先はとても貴重なものです。
国内流通量が少ないためどうしても大きさが不ぞろいです。
どうしても入荷しない時があります。
その為、大手有名手羽先各店はブラジル産やタイ産を輸入しています。
大きさが均一にそろい、世界中から安定して大量に輸入されています。
でも食べ比べてみてください。
どなたでもわかる大きな差があります。
肉厚です。ジューシーです。肉のうまみがあります。
これが一番! どうしても譲れない看板料理てばからへのきたろのこだわりです。
安心・安全へのこだわり
レトルトや冷凍食品ではなく、1から調理するという事はその食材の扱いや特徴に対して知識が必要であり安全衛生に対して責任を持つ必要があるという事です。手作りにこだわるという事は既製品に負けない衛生管理上の知識が必要になるという事ときたろは考えています。
厚生労働省の改正食品衛生法における小規模店舗のHACCPをどこよりも早く取り入れて開始しました。(オーナーがHACCPの専門家として飲食店の衛生管理に関する講演を開くなどの関係で、当店ではまだ食品衛生法上の法制度としての骨子が出来上がるずっと以前から小規模飲食店のHACCPモデル店として衛生管理に取組んでおります。個人店では間違いなく日本で一番最初の店舗です。)
食品微生物検査技士資格を所有し食中毒菌に対する専門知識をもって食の安全安心に取組んでいます。
家族で来店して頂ける店として、お子様に安心して食べさせることができる衛生レベルを保ちます。
HACCPに真剣に取り組み確実に実施しています。毎日実施・毎日記録・確実な保存(ハサログ使用)
手作り料理の個人店は衛生面はいまいちと思われがちですが、きたろは正しい知識・それを裏付ける資格と衛生管理制度・毎日の衛生管理の確実な実施でどこよりも安心安全な店舗を目指します。